ジュニアのクラブ選び
小学生以下は短いクラブを用意する
ジュニア用クラブの場合はどうか?身長、年齢に応じて適した長さが変わってきます。身長が150センチを以下(小学生以下)だと、大人用は長くて振りづらいし、ボールを上手く捕えるのが難しくなります。
また、小学生には大人ほど体重(パワー)がありません。長さを短くした方がスイングした時の重さが軽くなって、体重(パワー)がなくてもクラブを扱いやすくなるからです。
年齢よりも身長を優先させて選ぶこと
この点についてはメーカー側も心得ており、多くのジュニア用クラブは身長や年齢に応じて大体3種類ぐらいスペック(長さ、重さ)を用意しています。
例えば、身長表示で90~110センチ(3~6歳用)、110~130センチ(6~9歳用)、130~150センチ(9~12歳用)という感じになっていますので、体格、年齢にマッチしたモノを選べます。年齢のわりに身長が高い(低い)場合は、年齢よりも身長を優先させて選んで下さい。
中学生以上は体力(体重)にあったクラブを選ぶ
ちなみに、中学生以上になればジュニア用は必要ありません。中学1~2年生で身長、体力が平均以下ならば男女とも女性用、体力が平均以上あれば、男子は男性初心者用、女子は女性用初心者の方が適しています。
小学生に満たない子供であれば3本あれば十分
次に本数についてですが、小学生に満たない子供でゴルフに親しむ程度ならば、ウッドが1本、アイアンが1本、そしてパター。3本あれば大丈夫。
ウッドはロフトが20~28度ぐらい。アイアンはロフトが30~37度ぐらいを目安するといいでしょう。ちなみに、パターはボールを遠くに飛ばすためのクラブではありません。大人用パターを短くして与えるのもいいでしょう。
小学生は6本以内を目安に
小学低学年(身長110~130センチ)の場合も大人ほど本数は必要ありません。練習場、そしてショートコースをプレーするぐらいであれば6本以内でOK。
例えば6本組でしたら、ウッドが2本、アイアンが3本、そしてパターを組み合わせる。アイアンはロフトが7~8度刻みになるようにすると、距離感を打ち分けやすくなってきます(市販ジュニア用セットは大体このセッティングです)。
小学高学年(身長130~150センチ)でも5~6本組のセットがおすすめです。ウッド2本、アイアン3本、パターの構成になりますが、これを使いこなせるようになると大人用クラブへスムーズにステップアップできます。
体格に合ったクラブを選び正しいスイングを身につけさせること
米国メーカー、国内メーカーとも市販ジュニア用クラブをラインアップしていますが、どちらもクラブの重さや長さの設定に大きな違いはありません。ジュニア用は、「体格に合ったクラブ」がやさしいクラブであり、正しいスイング作りに役立つクラブなのです。