太いグリップと細いグリップの違い
グリップには様々なタイプがあります。
太さも違いがあって、細いグリップと太いグリップがあります。
ここではグリップの太さがゴルフスイング、そしてパターのストロークに与える影響についてご紹介します。
太いグリップ、細いグリップの特徴
結論から言えば、グリップが太いものは手首の動きを抑制し、逆にグリップが細いと手首の動きが過剰になりやすい傾向にあります。
手の大きさは人それぞれですから、その人にとって太すぎる、又は細すぎるといった基準は違ってきます。
・フックで悩んでいる方は太めのグリップ
・スライスで悩んでいるのなら細めのグリップ
これは一般的に言われていることで、確かにその効果はあると思います。
ただ、先にグリップの太さを変えてしまうことはあまりおすすめ出来ることではないのかもしれません。
フックやスライスを直すには、まず、グリップの握り方そのものを見直されてみて、最後の最後にちょっとグリップの太さを変えて試してみてもいいのではないかなと思います。
トッププロでグリップの太さを変えていた事例
ゴルフの帝王と呼ばれたジャック・ニクラウスはフェードボールを好んで打っていました。ニクラウスが打つフェードボールは高さがあり、しかも距離が出ていました。
ニクラウスはフェード打ちだったため、グリップのサイズは若干太めを好んで使用していたようです。彼の手は小さいのですが、それでも太めのグリップを使用することでフェードを打ちやすくしていたのでしょう。
一般的に言って、グリップが太ければフェースをインパクトゾーンで返し難くなりますから、フェード打ちの彼にとってはダブルクロスの心配をせずに思い切って振ってゆけたのでしょう。
全盛期のニクラウスはパワーヒッターとして知られていました。しかし、年齢を重ねるごとに飛距離を伸ばすためにもドローも多用するようになっていきました。その過程でグリップも少しづつ細いものへと変えていったようです。