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ストロンググリップは飛距離が伸びるのか?

ストロンググリップは飛ぶグリップか?

ストロンググリップにすることは、飛距離を伸ばすことと関係があるのでしょうか?ストロンググリップは必須でしょうか?世界中で有名なゴルフレッスンプロ達はどう考えているのでしょうか?
以前、フィル・ミケルソンのコーチでもあったリック・スミスはこんな発言をしています。

It's necessary as long as the clubface is not excessively shut at impact. A left hand left of neutral on the club handle [i.e., a weak grip] promotes a slow action and does not generate distance. You won't have much clubhead speed if the "V" created by the thumb and forefinger of your left hand at address is going to the left of your chin. [Reference:Get a grip on distance - proper grip is key to good strokes golfdigest april 99]
ストロンググリップはインパクトでクローズになりすぎていない限り(飛距離を伸ばすという意味では)必要です。ウィークグリップは飛距離につながることはありません。左手の親指と人差し指で出来る「V字」があごよりも左を指しているとヘッドスピードを上げることはできないのです。

彼はヘッドスピードを上げ、飛距離を伸ばすためにはフィンガー・グリップで握る必要があり、左手の人差し指と親指の間にできるV字は右の耳と右肩の間を指すようにすべきだと助言しています。

今までスライスばかりだった方が正しいストロンググリップを身につけることでインパクトでの感覚が驚くほどに(芯を食った感覚に)変わったという感想を口にされることはよくあります。

飛距離が飛躍的に伸びる理由の1つはインパクトでのロフト角

ストロンググリップ(フックグリップ)にすることで飛距離が飛躍的に伸びることがあります。それは何故かというと、ロフト角が関係してると思うんです。
グリップがウィークグリップになっていると、インパクトでフェースが開きやすくなります。フェースが開くということは、イコール、ロフト角が増えるということですから、ボールにはバックスピンが増え、球も高く上がりますから、飛距離は落ちます。
また、このグリップでフェースをスクウェアにすることができてもストロンググリップに比べるとやはり飛距離は落ちます。
ストロンググリップがしっかりできているということは、アドレス、それから、インパクトでもハンドファーストの形ができているということになります。
アイアンなどの場合、ハンドファーストで球を打つということは、シャフトもターゲット方向にインパクトで傾いていると思うんです。これはどういうことかというと、ロフトがインパクトで立っているということです。

プロのアイアンショットのインパクトなどはまさにこの形です。ダウンブローでクラブヘッドが最下点に達する前にボールを打っています。
ところが、アマチュアを対象に行われた調査ではアマチュアはアイアンをクラブヘッドの最下点かその後でボールを打っていることがわかっています。これは、ボールをすくい上げているという証拠です。
すくい上げるとロフト角も増えますから、飛距離は落ちるというわけです。
きちんとしたグリップを身に付けると飛距離は飛躍的に伸びます。