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スタンス幅について

スタンス幅というのはショットに大きな影響を与えるものです。
ただ、ある程度個人差があります。広めのスタンスをとっている人もいれば、狭いスタンス幅にしているプロもいます。
基本的な考え方としては、スタンスは短いゴルフクラブを持つほど狭くなり、ゴルフクラブが長くなればなるほど幅が広くなるということになります。
ドライバーやフェアウェイウッドなど長いクラブになるとスイングも必然的に大きくなります。その大きなスイングを支えるために広めのスタンスが必要になってきます。

例えば、重い荷物を持つ時、両足を揃えてものを持つ人はあまりいないようにゴルフでも長いクラブで大きなスイングをする時にはスタンスを広くする必要が出てきます。
ですが、ショートアイアンなど短いクラブであまり大きな体重移動をしない場合は、広いスタンスは必要ありませんので、スタンス幅は狭くなります。
自分にとってのスタンス幅というのはドライバーを基準にするとよいのではないでしょうか。その時のスタンス幅は肩幅を目安にしてみてもいいと思います。

そして、ゴルフクラブが短くなるにつれてスタンスは狭くしていきます。
タイガー・ウッズは長い間、ブッチ・ハーモンからコーチをしてもらっていましたが、タイガーがプロ入りして少しした頃にブッチ・ハーモンはタイガーに広めのスタンスをとるようにアドバイスしたことがあります。

それはやはり、あれだけのスイングスピードを支えるベースをしっかりとさせて、ショットの安定性を上げたかったのだと思います。

ワイドスタンス、ナロースタンスの利点と欠点

スタンス幅が広いものをワイドスタンス。逆に狭いものをナロースタンスと呼びます。
基本的な考え方としてはドライバーで肩幅程度のスタンス幅が基準になると思います。そこから、クラブが短くなるにしたがってスタンスを狭くしていきます。
この基本的なスタンス幅よりも広いものをワイドスタンス、それよりも狭いものをナロースタンスと呼ぶとします。この場合の利点や欠点とは何でしょうか?

ワイドスタンス

ワイドスタンスの場合は安定性が増すという利点と、体重移動の幅を大きく(長く)できるという利点があります。ですから、よくドラコンなどの大会を見ると殆どのプレーヤーはワイドスタンスです。
ただし、欠点もあります。スタンス幅が広くなりすぎてしまうと、体を回転させるのが困難になってくるという点です。

ナロースタンス

ナロースタンスの利点は体を回転させやすいという点です。
ですから、年齢を重ねられて、体が硬くなってきたと感じる方であったり、バックスイングで肩を十分に回転させることができないと感じている方は、ワイドスタンスよりもむしろ、ナロースタンスにした方が飛距離が伸びることがあります。
このスタンスの欠点は、どうしても安定性に欠けてしまうという点です。また、体重移動の幅を大きくしようとするとどうしてもスタンス幅は広い方がよいということになります。