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ボールとの位置について

ゴルフスイングを考える時、多くの方がボールの位置を重要視しません。だから、もしそこに問題があったとしてもゴルフスイング自体を変えようとすることで今の問題を解決されようとします。
ところが、アドレスをとってテークバック(バックスイング)を始めてしまうとボールの位置によって打てるショットは確実に限定されてしまうのです。
今回はボールとの距離について、ご紹介します。

トップや引っ掛けが止まらない理由は?

トップ、引っ掛けが止まらなかった、そんな方がいました。
たまにナイスショットが出るけれど、次の日に練習場でまた同じように打とうとするとトップや引っ掛けばかり。
無理矢理インサイド・アウトで振ってみて何とかボールには当たるけれど、ゴルフクラブの芯でボールをとらえるショットがなかなか出ない。

実際のゴルフスイングはやはりダウンスイングでアウトサイドから振っていましたし、直しても直しても次に練習する時にはやはり同じ問題で悩む、その繰り返しです。
そこで、両足のかかとを結んだラインと垂直になるようにして、ボールとそのラインとの距離を測ってもらいました。

正しいゴルフボールの位置とは?

この時、計測した数値は83センチでした。(これは個人差がありますし下記でご紹介する数値も参考にはなりませんので注意して下さい)
次に2つの簡単なテストをしてみたんです。
1つ目はインパクトを基準にしてゴルフボールとの位置を見つけ出す方法。やり方はとても簡単で、今までにも何度かご紹介していますが、7番アイアンを持ってアドレスをいつも通りにとります。
①ボールの代わりにテーブルの足の部分でもゴルフバックなどの重さのあるものでも構いませんが、それをボールだと思ってクラブフェースでインパクトの形を作ります。
②次にクラブフェースでテーブルの足の部分を押します。そう、実際のボールと同じ感覚ですが、ボールが地面に固定されていると思って力を入れて押します。
ボール(テーブルの足の部分など)を真横から押すようにすることがコツです。ターゲットに向かって、払い打つイメージです。
③ボールから極端に離れたり、近づいたりしながら、自分が一番力が入るなと感じたポイントを探します。

最後に最初にやった方法と同じようにボールとの距離を計測してみましたすると今度は67センチだったんですね。16センチもボールに近づいたわけです。
次のテストは素振りです。練習場のマットを「シュッ」とクラブヘッドのソールでなでるようにして素振りをします。その位置から両足のかかとを結んだラインまでの距離も測ります。
結果はやはり67センチ前後でした。
実際にゴルフボールを打つ際にボールとの距離を67センチにしたところ、トップと引っ掛けは殆どなくなりました。
一番大切なのは遠くに離れすぎていたことではないと思うんです。「何故遠くに離れていたのか」を見つけ出すことだと思うんです。これが分からないと、いずれまたボールから離れて立つようになりますから。