クラブはボールに近づいて構えるか?
ショットを打とうとしてアドレスをします。ショットを打つ前はボールに触れていはいけないルールはみなさんご存知だと思います。さて、あなたはクラブをどれだけボールに近づけて構えますか?
そんなこと、あまり考えられたことはないかも知れませんが。
これについてゴルフの帝王と言われ、マスターズでも6勝を挙げたジャック・ニクラウスは、「ボールに触れないと自信が持てる距離までクラブを近づける」と語っています。そして、その距離というのは日によって変わるそうです。
近くなる日もあれば、遠くなる日もある。でも彼が1つ注意していたことがあります。それは、クラブフェースのスウィートスポットにあわせて構えるように意識を集中していたという点です。
確かに、構える際にクラブフェースのスウィートスポットを意識せずに、芯でボールが打てるかと考えると良いかもしれません。
自分の意識をフェースの芯の部分に持ってゆくことで、自分の神経がそこに行き届きやすくなります。これはゴルフ初心者がボールに当たる日と当たらない日の違いでもご紹介したように脳科学的にも証明されていることだそうです。
構えた時の意識をどこに集中させるか、これが芯に当たる当たらないの違いなのかも知れませんね。
ボールのどこを見るかも重要
クラブフェースの芯で捉えることを意識してクラブをセットする。
次に重要なのは、ボールを見るということです。でも恐らく、多くの方はボールを真上から漠然と見ているのではないでしょうか?
しかし、よく考えてみると、ボールがフェースに当たる部分というのはボールの真上ではないのです。そこを打ってしまったら、トップしてしまいます。
ではどこに当たるかというとボールの後ろなんですね。
ということは、ボールを前にして構える時も、その場所、つまりボールの後ろを見て構える必要が出てきますし、その方が、ボールには当たりそうです。ボールの見方というのは、とても重要なことですね。