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アイアンの選び方

アイアンの形状は3つに分かれる

ゴルフクラブはパターを除くと、ウッドとアイアンに分類されますが、アイアンは6~10本が1セットになって販売されています。アイアンは「距離の打ち分け」が主目的なので、本数が多いほどの微妙な距離調節がやさしくなるからです。
そして、アイアンの場合も、ウッド同様、3番、4番・・・9番と数字で種類分けされ、9番以降はピッチングウェッジ(PW)、アプローチウェッジ(AW)、サンドウェッジ(SW)と呼ばれています。今回はアイアン選びについてですが、市販モデルは3つの構造に分類できます。

キャビティアイアン

フェースの後ろ側が凹んだ構造のアイアン。大きめのヘッドが作りやすく、ヘッド下部に重量を多く配することができるので、ミスに強く、ボールが上がりやすいアイアンを作りやすい。
特に、大きなヘッドでソール幅が広いモデルは初中級者向け。キャビティでもヘッドが小ぶりでソール幅があまり広くないモデルは中上級者向け。

中空アイアン

ヘッド内部が空洞になっている構造のアイアン。フェースの後ろ側が凹んでいないが、キャビティ同様、打点がブレてもヘッドがブレにくくミスに強い。
アイアンの中ではもっとも重心が深いので(ウッドほどではないが)、スピンをかけてボールが上がりやすくなっている。最近は空洞部部に衝撃吸収材を埋め込み、打感を良くするモデルが増えている。

マッスルバックアイアン

ヘッドはシンプルな板状のアイアン。構造上、ヘッドを大きく作れないのでミスには厳しいが、フェースが肉厚になっているので、ジャストミートするとキャビティ、中空よりも重厚な(心地良い)打感が味わえる。
オートマチックなやさしさはないが、操作性が良いので、プロ、上級者が使うと、弾道、球筋をコントロールしやすい。

初心者にはキャビティアイアンがおすすめ

初心者向きなのはキャビティ。手頃な値段で買えるモデルが多いですし、前述したようにソール幅が広いモデルはボールが上がりやすく、ミスにも強いからです。
本数は5番からSWまでの8本でOK。初心者にはロングアイアン(3番、4番)は難しいので必要ありません。そしてドライバー、フェアウェイウッド同様、アイアンも重量にこだわって下さい。初心者は少し重めがおすすめ。一般男性の場合、370~410グラム(5番アイアン)を目安に選ぶといいでしょう。

ウェッジはアイアンとは違う他メーカー、ブランドでもOK

モデルによっては、AWとSWが別売りになっている場合もあります。この場合、同じモデルで揃えても構いませんし、他メーカー、他モデルでもOKです。アイアンと異なるAW、SWを購入する場合、ヘッドの大きさ、そしてシャフトの硬さを揃えるようにして下さい。

シャフト素材については、一般男性でしたらウェッジ(AW、SW)はカーボンよりもスチールの方がいいと思います。アイアンがカーボンシャフトの場合は軽量スチールを選択し、アイアンが軽量スチールシャフトの場合は普通のスチールを選択する。ウェッジ(AW、SW)はコントロールショットが要求されるクラブ。アイアンよりも重めのシャフトを選択した方が、ゆったり振りやすいからです。

ロフトについては、AWは50~52度、SWは56~58度が目安。そしてAWとSWのロフト(フェース面の角度)差が6度前後になるように購入すれば、距離の打ち分けがやさしくなります。